お風呂に入る前はいつも父とダンス |
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出身は東京です。子供の頃から、家は本当に楽しい場所でした。一人っ子の私は父と毎日ふざけて遊んでいて、その姿を母は穏やかに見守ってくれていました。お風呂に入るときも、まず裸になった父がお尻を振りながら踊り、私が歌いながら父のお尻をぺちぺち叩き、しばらくして母に「風邪をひくからそのくらいにしておきなさい」と言われるまでがワンセット(笑)。
幼稚園から高校までインターナショナルスクールに通っていたので学校での会話は英語。文化も宗教も習慣も異なる様々な国の友達ができ、人には違いがあって当たり前、違いを否定したりすべてを受け入れようとするのではなく、ただ認めるということを学びました。高校卒業後はアメリカの大学へ。英語を使える環境に行きたかったのと同時に、一人暮らしへのあこがれも強くて。仕事にも人生にも役立つと思い、興味があったコミュニケーション学を専攻しました
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寮生活の2年間は驚きの連続 |
進学したボストンの大学では、最初の2年間、町の中心にある学生寮に入りました。昔、ホテルだった12階建ての大きな建物で、うれしいことに目の前の公園に桜の木がありました。
寮は階ごとに女子専用、男子専用、男女混合に分かれさらに各階に2人、3人、6人部屋がありました。私が選んだのは男女混合フロアの2人部屋。入寮初日、女子学生がバスタオル1枚でシャワーから出てきて、普通に男子とすれ違う光景にびっくり。
ルームメイトになったのはとってもオープンで社交的なブラジル人。なんと彼女はドアにストッパーをはさんで常に開けっ放しに!私が部屋に帰るといつも誰かが遊び生きていたので、毎日、「ただいま」の後に「初めまして、麻里です」と自己紹介(笑)。静かに過ごしたい日もあって最初は戸惑いましたが、ある日、「部屋はみんなと過ごす場所。一人になりたければカフェや図書館に行けばいい」と考えを切り替えたら寮生活が楽しく快適に。おかげで男女を問わず友達がたくさんできました。
大学3年目の時、湯船が恋しくなったので寮を出て、友だちとルームシェア。結局、卒業まで一度も一人暮らしをしませんでしたが、「人への程よい気遣い」を学んだ貴重な日々でした。
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トレーニングに大奮闘 |
現在は、都内のマンションで夫と2歳の娘と暮らしています。以前は夫の好みのおしゃれなインテリアにしていたのですが、今は娘のテンションが上がるように壁にディズニーのステッカーを貼ったり、季節の飾りつけをしています。
最近、娘のトイレトレーニングを始めました。まずは。トイレを好きになってもらおうと、娘と一緒に壁にかわいいシールを貼ったり、便座に上がる踏み台を買う時も本人に選ばせました。おかげで喜んで何度かトイレに行き、成功に一歩近づきました!
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せきね・まり |
1984年生まれ。東京都出身。2006年、米国エマーソン大学を首席で卒業し、帰国後、タレントデビュー以降、明るいキャラクターと語学力でテレビ、ラジオ、CMなどで幅広く活躍。日本テレビ系「ZIP!」では3年半にわたり総合司会を務める。14年に結婚し、翌年出産。産休・育児を経て、16年から仕事に復帰 |